「フードツーリズムマイスター」ってどんな仕事?

2021/03/25

◆Tourism_1

t f B! P L

Vol.10 「観光」は地元のため

動画に「いいね!」が付いたら、個人を囲い込むことを考えていきましょう


自らのリストにしていく

動画を始めた目的を忘れないでください。これまで旅行会社が持っていた顧客リストを自ら持つのが目的でしたね。いろんな手法を考えて、「いいね!」してくれた方にダイレクトでメッセージを送れるようにしていきましょう。動画が見られるようになったら、少しお金を使ってクールでクォリティの高いものに編集してもらうことも重要です。またいまはライブの時代。ライブ中継も計画していきましょう。

そして、もう1つ、重要なことが「SDGs」です。これも忘れないでください。いいね!が集まったらすぐに何かを売りたくなりますが、まだ早いです。いまのいいね!は見てもらった動画が、「おもしろかった」、「楽しかった」にすぎません。まだ「共感」を得られたわけではないのです。

地元の皆さんが、その街の食を持続可能なものにしていくために、どのような努力をしているのか?食材をムダにしないために、どんな活用法を考え、実践しているのか?そういったところも動画にして伝えていきましょう。いま実践できていることだけでなく、将来に向けて考えていることなども、ぜひ伝えてください。小水力発電設備を購入して再生可能エネルギーを利用していくようにしたい、いまはみんなでお金を貯めている、といった将来の計画も動画にしておくべきです。


リストから「ファン」をつくる

ここまで来たら次のステップです。地域の皆さんがやっていること、これからやりたいことを動画で伝え、いいね!がもらえるようになってきたら、次はクラウドファンディングです。まずは数十万円くらいの目標額で始めてみましょう。とはいえ、最初はそう簡単に集まるものではありません。8~9割は地域の皆さんが出す覚悟でやってみましょう。受益者は地域の皆さんですからある意味、当然です。ほんの少しでも地域のためにお金を出してくれる方がいれば、その方は「ファン」です。温かくお迎えしましょう。ファンの皆さんをどう歓待していくかは地域の皆さんで十分に話し合っておきましょう。絶対、離してはいけません!


すぐに売ろうとしないっ!

地元の食材や食品をECで販売したり、また最近では「伝説の家政婦、志麻さん」が流行っているせいか、地元料理の食材を家政婦さんに送り、お客さんの家で料理をつくってもらうというサービスもあるようです。こういうのもアリですが、あまり焦らず、すぐに売ろうとしないことがいいのだと思います。

クラウドファンディングをおススメするのは、その企画が成立するまでのドキドキ、ワクワク感を共有できること、成立したときには出資者自身も仲間、メンバーだという自覚が芽生えることから、引き続き、ファンになってくれる可能性が高いのです。

そこにはお金だけでなく、なにか誇りや、社会の役に立っているという満足感が必要です。いわゆる「共感」です。こうしてファンをつくり、まずは地域の活動や、地域の皆さんに共感していただくことを目指しましょう。





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