「田んぼ」は生きるエネルギーを生み出す装置

2021/06/05

◆Social_1

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Vol.11 『田んぼは人を呼び込む装置』

ここ数回、田んぼから話題が拡散してしまったので、いったん振り返りたいと思います。


なぜ、いま田んぼなのか?

このコラムのタイトルは、「田んぼは生きるエネルギーを生み出す装置」です。最初のころに、




という話をしました。

生業(なりわい)であろうと、なかろうと、暮らしの中に「農業」を取り入れることで、気持ちにゆとりが出てきて、楽観的で前向きな考え方ができるようになる、これは私の体験談でもあります。実は私自身、そういう暮らしを長らく求めていました。その思いが最初に強くなったのが2008年のリーマンショック後で、次が東日本大震災、そして今回のコロナ禍です。裏を返せば、ゆとりがなくなった時期だから農業を求めたのかもしれません。


コロナでみんな考えた

コロナの世界的な感染拡大で私たちは立ち止まることを余儀なくされました。それにより大きな損失も出しましたが、同時に私たちは「考える時間」を得ることができたのです。そのおかげで、コロナがなければいつまでも実現しなかったであろうたくさんのことが、たった1年で現実のものとなったり、当たり前のことになりました。

テレワーク、オンライン●●、複業(副業)の広がり、働き方の見直し、SDGs、、、コロナで変わったことはまだまだたくさんありますが、これらがもたらしてくれたのは、都会を拠点に仕事を続けながらでも、地方で農業をやることが可能な環境です。さらに、私が提唱する「サードハウス」があれば、本格的なデュアルライフを実現できる環境が整ってきたのです。むしろ、地方に拠点を置いて農業をやりながら、都会の仕事を続けることができる環境といったほうがわかりやすいかもしれません。


地方側はどう受け入れればいいのか?

こういう動きを地方側では長年の社会課題の解決策として積極的に取り入れていくべきです。田んぼは「人を呼び込む装置」です。もっと扱いやすくしてみてはどうでしょうか?

たとえば、




これができれば、耕作放棄地や空き家問題といった積年の社会課題を解決できる可能性があります。まずは「サードハウス」から始めてもらいます。それをきっかけに本気で農業を始めたいと思う若い方が増え、都会から地方への移住が進むかもしれません。

コロナ感染が拡大するなか、こんなことをずっと考えていたのですが、それがあることから「確信」に変わってきました。ここがいちばんキモなのですが、それは、「農業は無から有を創り出す、いまもっともポテンシャルのある生き方」、と気づいたからです。


次回に続きます。





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