「フードツーリズムマイスター」ってどんな仕事?

2021/09/15

◆Tourism_1

t f B! P L

Vol.14 「振り返り:かかわってもらう観光」

ワクチンが十分にいきわたり、医療体制が改善すれば、経済活動の制限緩和も始まります。その時、あなたは。


ちょっとここで、振り返り

コロナはなくなりませんが、Withコロナの経済活動への道のりがほんの少し、見え始めました。さて、そうなったときにあなたの街は旅先として選ばれるでしょうか?ほぼこれまで通り旅に出られるとなったとき、旅先として選ばれるのは、やはりこれまでに行ったことのある場所ではないでしょうか?その次が、ずっと行ってみたかったと思っていた場所だと思います。

一度でも、あなたの街に来てくれた方に再び、来ていただく、リピーターになっていただくには、facebookに登録してもらうだけでもいいです。とにかくリストを持つことが必須であるとお話ししました。何を伝えるかはさまざまですが、やはり街の動きがあるところを伝えたいですよね。また、まだ来たことがない方向けには、街に来てくれる観光だけでなく、関わってもらうことを考えていくこと、とお話ししました。

そのために、

この3つを中心にお話してきました。

もう準備は始まっていますか?

交流人口から関係人口へ

もともとその街に住んでいる人々は「定住人口」などと呼ばれています。数年前までは観光や出張などでその街を訪れる人を「交流人口」と呼んでいました。交流人口を増やすことが観光政策の目的でした。「交流」という言葉はとても良い、というか、わかりやすいネーミングだと思いましたが、観光や出張で来た方々と街の方々がどう交流するのかについてはあまり深い議論がされてこなかったと思っています。交流というとどうしても観光地や宿泊施設、飲食店などが中心で、街の人たちの生活の場での交流というところまではあまり思いが回っていなかったのです。私はそれこそが観光客や出張者にとって最大の「交流」だと考えているのですが、、。
ところが、この1,2年、「関係人口」という言葉がよく使われるようになってきました。観光だけでなくさまざまなかかわりを創出し、その街の「ファン」を増やしていくのです。前回、このコラムで紹介した青森県のニンニク農家さんもその一例です。ニンニクの収穫体験という単純な観光体験とは言いがたいことが、その街とのかかわりを創出していくのです。さらにSDGsをからめることでファンづくりを促進できるようにもなってきました。観光ではないファンづくり策としては、私の連載コラム『「田んぼ」は生きるエネルギーを生み出す装置』にたくさん書いていますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
街に「かかわってもらう観光」、その準備は待ったなしです。




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