「田んぼ」は生きるエネルギーを生み出す装置

2021/10/05

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Vol.14 『人を呼び込む、最良のツール』

私は、「田んぼ」は人を呼び込む『最良のツール』だと、ずっと訴えてきましたが、もう1つ。


田んぼのなかでテレワーク

これは私の好みであり、理想でもありますが、たとえば、田んぼのど真ん中に農作業小屋を兼ねたおしゃれなテレワーク施設をつくってみてはどうでしょうか?「窓を開ければ田んぼが見える」、そんなロケーションです。軒が大きい古民家風のファサード、ウッディな内装、そこに高速Wi-Fiが完備されている。軒を大きくしたいのは少しの雨なら外で過ごせるからです。たまにはそこでみんなで食べたり飲んだり、ディスカッションをしてもいいです。

初夏にはみんなで田植え、秋には稲刈り、採れたお米はみんなで分け合い、収穫を祝う。そんなテレワーク施設なら都会から人を呼び込むこともできるような気がします。最近、話題の2拠点居住もありです。そして、もう1つの最強ツール、『地元の高校生たち』と未来を語り合う。こうして新しい土地に来た人たちに、1日も早く地元になじんでいただくのです。ここに来てよかった!ここには自分の居場所がある!と実感してもらうのです。


出前授業

中学や高校では以前から外部の方をお招きし、「1日講師」となってもらう『出前授業』が行われています。今年、来年と中学校、高校で学習指導要領が改定されると、出前授業は増えていくと思います。田んぼの中のテレワーク施設を用意したら、次は出前授業をしてくれる方を都会からお呼びしたいです。現地まで来ていただければありがたいですが、まずはリモートという手もあります。

いまの中学、高校の授業では、あまりビジネスの仕組みを教えていません。また都会であればいろんな職種の方を、わりと身近に見ることができますが、地方では限られてしまいます。たとえば、IT系の仕事は非常にたくさんの職種があります。地方ではあまりいらっしゃらない職種の方に出前授業をしていただければ、授業を聴く生徒たちは視野が広がります。視野が広がるということは、就職の幅も広がるということです。都会に多い職種になりたいと思えば、就職先も都会になり、そのときには街を出て行くことになりますが、今後、リモートワークが進めば、それも解消されるかもしれません。


出前授業のもう1つの効果

出前授業は、それを聴く生徒たちの視野を広げる効果があると言いましたが、効果は生徒だけではありません。登壇した企業の方にも大きな気持ちの変化が生まれるはずです。企業の方もセミナーなどで登壇する機会はあるかもしれません。ただ、そのときの聴衆は見込み客だったり、取引先だったりがほとんどでしょう。高校生や中学生に話をする機会はなかなかありません。講演者というよりは「先生」になるのです。これは貴重な体験だと思います。生徒たちが話を熱心に聴いてくれればなおさら、聴いてくれた子たちの役に立ちたいと、心が動くのではないでしょうか。

これからは、こういった交流が、2拠点居住やワーケーション、さらには移住の大きなきっかけになってきます。田んぼの活用とともに、ぜひ試してみませんか?





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