「フードツーリズムマイスター」ってどんな仕事?

2022/03/25

◆Tourism_1

t f B! P L

Vol.19 「誰に何を伝え、どうしてもらいたいのか」

ライブ配信は簡単にできるようになりましたが、ここでも目的を忘れず、誰に、何を伝えたいのか、常に意識しましょう。


スマホでも配信OK!

YouTubeでも、Zoomのような会議ツールでも、スマホのアプリでも、ライブ配信は誰でもすぐにできるようになりました。だからこそ、そもそも誰に、何を伝えたくてライブ配信をしているのかを常に忘れず意識してください。これを常に頭に置いておかないと、いつの間にか「ライブ配信すること」が目的になってしまいます。ライブ配信は手段であって目的ではないのです。いろんなところで手段が目的になってしまうところを何度も見てきました。くどいようですが、これは忘れないでください。

まず第1の目的は、街の魅力とともに域外の方に参加してもらいたい街の社会課題をライブ動画で伝えることです。それを誰に伝えたいかによって、どのツールを使うか、どういう内容にするかも決まってくると思います。


主催者と参加者の関係

一般にライブ配信では主催者から参加者へと一方向でコンテンツが流れます。参加者はチャットや投げ銭といった機能でリアクションするだけです。会議ツールとして利用者の多いZoomでも「ウェビナー」形式で配信すれば同じです。もう1つの、「ミーティング」形式では主催者と参加者がほぼ同等に発言できるようになります。これは「オンラインサロン」に近いかもしれません。このZoomでいうウェビナーとミーティングの違いを意識してください。ウェビナーは顔も出さず気楽に参加できることがウリ、ミーティングはぐっと主催者やほかの参加者に近づくことができ、発言もできることがウリですが、どちらもウリでもありデメリットでもあります。

セミナーに申し込んだところ、実はミーティング形式で参加者も10名ほどしかおらず、参加者どうしも含めてコミュニケーションし合うのが目的のようなセミナーに出くわしたことがあります。そんな案内ではなかったのに、自己紹介まで強要されそうだったのでさっさと退出してしまいました。

いまここで私が言いたいのは、「だからミーティング形式はダメ」ということではありません。段階を踏んで距離を縮めていきましょう、ということです。街の魅力や課題を伝えたら、次の目的は域外の方に参加してもらうことです。前々回のこのコラムで書きましたが、ミーティング形式は、コロナで生まれた新しいコミュニケーションの形式。じっくり街の話をするには最適の形式だと思いますが、ライブ配信を見た方がすぐにそのような話し合いの場に参加してくれるわけではありません。


あくまでもライブ

ライブで配信しているときはチャットなどでいろんな反応が得られますが、配信していないときは誰も見に来ません。アプリのなかには動画やテキスト情報を配信できるものもありますが、SNSやWebサイトなどとの連動がないと、興味が沸いた方とのコンタクトが取れません。ここはしっかり全体の設計を考えてください。第2の目的はライブを見た方に行動を起こさせることです。





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