滞在先のコワーキングスペースの近くに、もしホタルが観られるところがあったら、、。
ホタル祭り
私の家の近所では毎年、川にホタルを放す「ホタル祭り」が開催されていました。コロナのため2年間、中止になっていたのですが、今年はいよいよ再開!さっそく観にいってきました。3年ぶりとあってものすごい人出。それでも川面や岸にはたくさんのホタルが飛び交っているのが見えました。人が多くて風情はないものの、そのときばかりはホタルの儚さも感じることができました。地方でも自然のホタルが観られるところは少なくなったと思いますが、もし滞在先のコワーキングスペースから少し足を伸ばしただけでホタルが観られたら、、。これは大きなウリになると思います。
自然がすぐそばに!
地方のサテライトオフィスやコワーキングスペースのウリの1つとして、「自然が近い」があります。クルマで10分も走れば大自然の真っただ中、海、山、川、森なんでもそろっています、と。これらはたしかに大きな売り文句になると私も思いますが、自然があるだけでは弱いのではないでしょうか?イベントで放し飼いにされるホタルではなく、お店で販売されているカブトムシやクワガタではない本物と出会えるとか、海や川なら釣りができるとか、山ではキノコ狩りやタケノコ堀りが楽しめるとか、見たり、触れたりだけでない、どんなことができるのかについてはあまり具体的に宣伝していないのです。
サテライトオフィスもコワーキングスペースも基本、仕事で来ていただく場ですから、あまり遊びなどオフのことは書きづらいのかもしれませんが、こういう情報は本人だけのものではありません。たとえば保育所の待機児童がゼロとか、出産・育児に対して補助金がありますといった情報は明記されているのに、オフの情報は少ない。でも、ここで働くかどうか検討している方にはお子さんがいらっしゃる方も少なくありません。その上、移住するかどうか、大きな決め手の1つが子育て環境なのですから、親子でどんなことが楽しめるか、という切り口で、大いに宣伝すべきと思います。
もちろん大人も
とはいえ、サテライトオフィスに勤める大人もオフ情報は気になるところ。自分の趣味が満喫できれば、仕事にも力が入ります。さらに、それをきっかけに地元の方々とのお付き合いが広がればなおさらです。実はここが一番、大事なところではないでしょうか。
サテライトオフィスやコワーキングスペースに来てくれた県外の方と地元の方々が交流しなくては、これらを作った意味はあまりないのです。そのあたりを自治体の方はもっと認識すべきなのではと言いたいです。場づくりだけに一生懸命でも、仕組みがおろそかでは人は集まりません。ここでも「箱モノ」から抜け出せないのかな?と思ってしまいます。
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